今回の人気の猫種は「シャム(サイアミーズ)」の特徴や性格について詳しくお伝えしていきます。
シャム猫と言うと以前から日本で人気があった猫種なんですが、今でも根強い人気ですね。
古くから親しまれてきた歴史がある猫種ですが、意外なルーツを知っていくと面白いと思います。
「シャム(サイアミーズ)」の歴史や特徴を知ると、また違った見方ができますよ。
シャム(サイアミーズ)の歴史
シャムの歴史は1350年頃まで遡ります。
意外かもしれませんがシャムの原産国はタイなんです。
その頃のタイはサイアム(Siam)と呼ばれていた事に由来してシャムと呼ばれる様になりました。
海外では「サイアミーズ」、タイでは月のダイヤモンドを意味する「ウィチアン・マート」と呼ばれたりしています。
当時のシャムは王室や貴族、寺院など高貴な血筋でしか飼えない猫だったと言われています。
その後1871年にイギリスに渡り、キャットショーで注目を集めると世界的に広まっていく事になります。
シャムって呼んでるのは日本だけなんですね。
シャム(サイアミーズ)の特徴
シャム(サイアミーズ)の身体的な特徴を見ていきましょう。
まずはそのシュッとした長くスリムな体つきと、逆三角形の顔、アーモンド型のブルーの瞳が目を引くと思います。
そして顔、四肢、尻尾、耳に必ずあるポイントも特徴的ですよね。
色々な色のシャムがいますが主な被毛は下記の4種類です。
・ブルーポイント:灰色がかった青色のポイントと青みを帯びた白のボディ
・チョコレートポイント:薄茶色のポイントと象牙色のボディ
・ライラックポイント:ピンクがかったベージュのポイントとオフホワイトの象牙色ボディ
シャム(サイアミーズ)に多い性格
続いてシャム(サイアミーズ)に多い性格を見ていきましょう。
・飼い主に従順
・甘えん坊
・気まぐれ
シャム(サイアミーズ)は賢くて飼い主に従順ですが、気まぐれで気難しい一面も持っています。
お話し好きで遊ぶのも大好きですが嫉妬深い所もあって「甘えたい時」「一人でいたい時」なんて言う主張をする子もいる様です。
小さいうちは特に一緒に遊ぶ時間を取ってあげると甘えてくれるようになると思いますよ。
元々暖かい地域の猫だから寒さには敏感かも。部屋の温度管理は注意してあげましょう。
シャム(サイアミーズ)に多い病気
シャム(サイアミーズ)に多いと言われる病気を見ていきましょう。
眼球振盪
シャム(サイアミーズ)は特徴である目の病気が比較的多い猫種と言われています。
この「眼球振盪」も目の病気ですが、目が左右に細かく震える病気で遺伝的な要素が強い病気です。
「眼振(がんしん)」と呼ばれる事もありますが先天性でない場合は神経や筋肉に原因がある事もあります。
進行性網膜萎縮症・進行性網膜変性症
こちらも遺伝的な要素が強い病気ですが、4~5歳頃に発症する事が多く夜間の視力が下がってしまう病気です。
遺伝子検査をする事で発症しているかどうかを検査する事は出来ますが、有効な治療法が確立されていない病気です。
まとめ
最近は次々と新しい猫種が出てきてシャム(サイアミーズ)を見かける機会は昔ほどではないかもしれません。
でも「ちょっとクセのある所がたまらない」と言う根っからのファンも多い猫種よね。
品のある凛とした顔立ちが好きって人も多いよね。
昔よりも今の方がレア感は高くなっているような気がしますね。
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