猫を飼う上で必需品ってあると思うんですが、その内の一つが猫砂です。
猫砂には沢山の素材があり色々な物が販売されているので、比較サイトやおすすめランキングサイトなどが山の様にあります。
おそらく沢山ありすぎて自分で比較しきれないので、「そこまで調べてないのよね」と言う飼い主さんが多いと思います。
みんなお気に入りの砂ってあるのよね。
そこで色々調べてみようと思い調査していると、思いがけず危険性が指摘されている素材もありました。
まずは猫砂の素材ごとの特徴をお伝えし、その上でおすすめの猫砂もご紹介します。
この記事は猫砂を「どれにしようかな?と検討中の方」や「今まであまり気にして選んでなかった方」に参考にしてもらえると思います。
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猫砂の種類と特徴とは?
猫砂にはいくつかの素材があり、その素材によって特徴も変わってきます。
どの様な素材の選択肢があるのかを確認し、おすすめの猫砂を選ぶ際のポイントをチェックしていきます。
猫砂を選ぶ際のポイントって何かな?と考えてみました。
私がチェックしたいポイントは
・消臭力
・固結性
・安全性
・飛散
・処理方法
・価格
と言ったところでしょうか。
それでは個別に見ていきましょう!
種類その1:紙
・消臭力 (やや低い)△
・固結性 (固まる)◯
・安全性 (やや高い)◯
・飛散 (飛び散りやすい)△
・処理方法(燃えるゴミ・トイレ)◯
・価格 (標準的)◯
まずは紙製の猫砂です。
紙なのに砂ってのもなんか違和感がありますが、多くの物が固まるタイプで一番の特徴は軽さですね。
そしてトイレに流せるものも多く、扱いが楽な事がメリットとして挙げられます。
ただその軽さが飛び散りやすさや埃っぽくなる原因とも言えるので、デメリットにもなりえる一長一短な特徴です。
因みに最近は節水型のトイレなどもあり沢山の猫砂をトイレに流して詰まったという話をよく聞くので、うちでは一度も猫砂をトイレに流した事はありません。
燃えるゴミで出してるのね。
もし詰まってしまった時は水500ccに対して大さじ2~3杯ぐらいの量の塩を加えると、軽度の詰まりは解消できるようですので焦らず冷静に対処しましょう。
頻繁に大量の塩を流すのは建物の配管にとってあまり良くないのでおすすめ出来ません、詰まってしまう頻度が多い様なら燃えるゴミで処分する方が良いかもしれません。
種類その2:木
・消臭力 (やや高い)◯
・固結性 (固まる)◯
・安全性 (とても高い)◎
・飛散 (飛び散りやすい)△
・処理方法(燃えるゴミ)◯
・価格 (やや高い)△
続いては木製の猫砂です。
木製の中には固まるタイプと固まらないタイプがあり、固まらないタイプの場合は濡れると崩れるのでスノコ状になったシステムトイレとセットで使うのが一般的です。
システムトイレとは2段構造になっており上の段に固まらない猫砂、下の段にペットシーツを敷いて使うトイレです。
因みに私はシステムトイレの衛生面に疑問を感じておりおすすめしていません、ですので固まらないタイプの木製猫砂は今回の比較対象からは外して考えています。
固まるタイプの木製猫砂は使っている木材によって匂いは違いますが、消臭力は結構高いので使っている方も多いようです。
やっぱり臭わんのが良いよね~。
種類その3:おから
・消臭力 (低い)✕
・固結性 (緩やかに固まる)△
・安全性 (やや低い)△
・飛散 (飛び散りやすい)△
・処理方法(燃えるゴミ・トイレ)◯
・価格 (標準的)◯
3つ目はおから製の猫砂です。
こちらも殆どが固まるタイプの猫砂で大豆から豆乳を絞った後の搾りかすであるあの「おから」を使っている猫砂です。
うちのゆっちゃんも以前1回だけおから製を使った事があるのですが、気付くと食べてるんですよね・・・砂を。
その~・・・つい・・・出来心で・・・。
その時は知らなかったので「え~何しとんねん!」とビックリしたんですが、ネットで調べてみるとおから製の猫砂を食べるにゃんこは結構多いみたいです。
他の素材と比べると埃がたちにくいといったおすすめポイントもあります。
種類その4:シリカゲル
・消臭力 (とても高い)◎
・固結性 (固まらない)-
・安全性 (やや低い)△
・飛散 (飛び散りやすい)△
・処理方法(燃えないゴミ)✕
・価格 (高い)✕
まだまだ行きますよ~、お次はシリカゲル。
シリカゲルって言われてもピンとこないと思いますが、消臭剤や乾燥剤に使われる素材で二酸化ケイ素でできています。
固まらない木製猫砂と同じ様に基本的にはシステムトイレで使う猫砂ですね。
シリカゲルもおから製と同じ様に埃は立ちにくい素材で、高い消臭力と言うおすすめポイントはありますが色々と安全性に問題点があるので私は選択肢から外して考えています。
体に悪いの?
種類その5:鉱物
・消臭力 (やや高い)◯
・固結性 (とても固まる)◎
・安全性 (低い)✕
・飛散 (飛び散りにくい)◯
・処理方法(燃えないゴミ)✕
・価格 (安い)◎
最後は鉱物の猫砂です。
砂のような感触で「自然の中で猫がトイレに選ぶのと似た環境」と言う事で、猫からの人気は結構高いみたいです。
一番の特徴は固結性の高さでガッチリ固まり、片付けやすさや無駄に砂を捨ててしまう事がないので効率的と言うメリットがあります。
価格も安いものが多くランニングコストは一番良い素材です。
こうして見ると良いとこばかりでこのタイプの猫砂を使っている方も多いと思います。
良いこと尽くめじゃん。
ですが「おすすめか?」と言うと、ちょっと待って下さい。
鉱物系の猫砂は安全性に不安があるので私は選択肢から外して考えています。
危険性のある猫砂とは?
猫はトイレの度に猫砂に鼻を近づけてクンクン臭いを嗅いでますよね?
そりゃ嗅ぐでしょ~。
トイレの後に手をなめたり、毛づくろいしたりすると思います。
猫砂がもし危険な物だったらいくらキャットフードに気を使っても、意味がない事になってしまいますよね?
私はおから、シリカゲル、鉱物の3種類は安全性の項目で不安があるという採点をしました。
いくら飼い主にとって利便性が高くても、猫の健康を二の次にしてしまうのはいかがなものでしょうか?
この章では何故それらの素材がおすすめ出来ないのか?何が危険なのか?と言う所を理由と合わせてお伝えしていきます。
おからの猫砂はなぜ危険なのか?
まずはおからの様な食品系の猫砂ですが「食品系なら食べても大丈夫じゃないか?」と思いますよね?
でもよく考えてみて下さい。
当然の話ですが日本の様な湿気の多い環境であれば食品はそれほど長い期間は日持ちしません。
でも猫砂は腐ってしまったり、カビが生えたりしないですよね?何故でしょう?
これはかなりの量の防カビ剤や防腐剤が使われているからなんです。
ですのでおから製の猫砂をむしゃむしゃ食べるのはもっての外ですし、手や体に付いた猫砂を舐めたり、砂かけして埃が舞ったのを吸い込むのも心配になります。
この様な理由があるとなかなかおすすめは出来ないですね。
シリカゲルの猫砂はなぜ危険なのか?
続いてシリカゲルの猫砂です。
シリカゲル製の猫砂のパッケージには下記の様な注意書きがあります。
『密閉した部屋で使用すると粉塵が舞いやすいため、大量に、または長時間吸入すると呼吸器官に傷害を起こす恐れがあります』
見た目のイメージに反して結構、粉塵と言うか埃が舞うんです。
呼吸器官の弱いにゃんこはアレルギー症状を起こす事もあります。
食べてしまった場合も少量であれば大きな害はないようですが、トイレは毎日使う物なのでやはり心配です。
更にシリカゲルの猫砂はシステムトイレで使う事を前提とした猫砂ですが、やはり衛生面で疑問が残ります。
おしっこが通過した猫砂が本当にきれいなのか?スノコ部分って凹凸あるけどそこも何日も掃除しなくていいの?など私は色々と考えちゃうんですよね。
鉱物の猫砂はなぜ危険なのか?
鉱物系の猫砂の原料はベントナイトと言われる粘土鉱物です。
水分をよく吸い、臭いも抑えるとなれば一見すると猫砂にピッタリな素材かなと思いますが色々なところで危険性が指摘されています。
砂をかけた時にかなり埃が立ちやすく吸い込んでしまったり、毛づくろいで体内に取り込んでしまう可能性が高いのです。
ベントナイトは厚生労働省が発表している科学物質や粉塵の有害性をまとめた資料集がありますが、その中でもアスベストに次ぐ「有害性レベルB」にランクされています。
これだけガッチリ固まる物がお腹の中に溜まってしまったら「お腹の中でも固まるのかな?」と考えるとちょっと怖いですよね。
え?そうなの?それはヤバいヤツやん。
更にアメリカ・ミネソタ州のHennepin Poison Control Center(ハヌピン州立毒素管理センター)が行った研究に基づく論文ではベントナイトの粉塵を吸い込む事によって喘息やアレルギーの原因になるだけでなく、『低カリウム血症』を誘発すると発表されています。
低カリウム血症になると腎臓への影響を受けやすいので、腎臓疾患のリスクが高まる事になります。
猫砂を変えるだけで避けられる「病気のリスク」なら避けたいと考える飼い主さんは多いのではないでしょうか?
おすすめの猫砂とは?
ここまでリスクのある素材をお伝えしてきましたが、比較的安全度が高いのは「紙製」と「木製」になると思います。
この章では私が普段使っている猫砂やそれ以外のおすすめだと思う物を選んでご紹介していきます。
アイリスオーヤマ 紙の猫砂
まずは「アイリスオーヤマ 紙の猫砂」です。
この猫砂は楽天でも一番人気の様でかなり売れているみたいです。
特徴としては
・特別な香り付けはしていないシンプルな猫砂
・軽いので持ち運びが楽
・紙製なのにちゃんと固まる
・粉立ちが少ない
・粒が大きめなので片付けが楽
・価格も安く、まとめ買いでもっと割安に
と言う所でしょうか。
沢山の人に選ばれている猫砂なので間違いないと思いますし、私も安心しておすすめできます。
アイリスオーヤマ 紙の猫砂
LION お茶でニオイをとる砂
紙製の猫砂の2つ目は「LION お茶でニオイをとる砂」です。
特徴としては
・天然茶葉と銅イオンのWの消臭効果で、オシッコやウンチのニオイをすばやく消臭
・オシッコでぬれた部分が緑色にカラーチェンジ
・スピーディーに固まり、汚れた部分は簡単に燃えるゴミとして捨てられる
・紙製なので軽くてラクに持ち運べる
となっています。
因みに私のお気に入りはコレ♪
お茶の匂いはそれほどしないので、匂いで嫌がるにゃんこは少ないかなと思います。
3-3:Rakuten ひの木の猫砂
こちらは木製の猫砂でRakutenのオリジナルブランドのようですが「ひの木の猫砂」です。
この猫砂も楽天で人気ですね。
特徴としては
・ひのきの強力消臭・抗菌作用で悪臭をシャットアウト
・砂をかためる“のり”には安全性の高いものを使用
・おしっこがすばやく団子状に固まる
・焼却処分されるヒノキの廃材を有効利用しており、環境にもやさしい
となっています。
この猫砂はトイレには流せないので要注意です。
にゃんこによって「ひのきの香り」の好みがわかれる所かもしれませんが、そこは試してみないと分かりません。
ひのきってちょっと高級そうね
常陸化工 トイレに流せる木製猫砂
木製の猫砂2つ目は「常陸化工 トイレに流せる木製猫砂」です。
こちらもランキングでよく見かけますね。
特徴を見ていきましょう。
・大粒ペレットで散らかりにくい
・優れた消臭力+ひのきの香り
・しっかり固まりくずれない
・使用後は燃やせるゴミとして処理でき水洗トイレにも流せる
・森林資源の再利用で環境に優しい
写真は6リットル入りですがお買い得な大容量サイズの「12リットル入り」もあります。
猫砂を素材別に比較してみると実は危険な物も?【おすすめはコレ】のまとめ
猫砂にはどの様な選択肢があるのか、注意しなくてはいけない素材とは、そして4つのおすすめの猫砂をご紹介しました。
私も猫砂についてあまり調べた事が無ければ、何も疑わず鉱物系の猫砂を使っていたかもしれません。
でも知ってしまったらもう怖くて使えないです。
キャットフードや猫の保険も同じですがこう言う大事な情報があまり広まらないのはなんでなんでしょうか?
自分の猫を大事に育ててるつもりが、知らずに危険な物を与えてるって事が良くあるので要注意です。
キャットフードや猫の保険に関してはコチラの記事にまとめているので参考にしてみて下さい。
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