今回ご紹介する人気の猫種は「ベンガル」で、その特徴や性格などをお伝えしていきます。
「ベンガル」と言えば「小さなヒョウ」と呼ばれる事もある様にヒョウ柄の被毛が特徴的です。
見た目以外にも色々な特徴がありますので詳しく見ていきましょう。
ベンガルの歴史
ベンガルは1980年代に登録された比較的新しい猫種です。
原産国はアメリカで、その頃に猫の白血病の研究をしていたカリフォルニア大学が「ヤマネコの様な一部の野生の猫にはネコ白血病の抗体があるのでは?」と言う仮説を立ててヤマネコ(アジアンレオパードキャット)とイエネコの交配を行っていました
アジアンレオパードキャットは絶滅の危機にあった事もあり種の保存の為にイエネコとの交配が行われていたと言う見方もあります。
コレが基礎になってその後もアビシニアン、アメショー、シャムなど色々な猫種との交配を経て純血の猫種として確立されました。
アメリカの「TICA」やイギリスの「GCCF」ではベンガルが猫種として登録されていますが、アメリカの「CFA」では野生の猫の交雑を認めていない為にベンガルが登録されていない状況です。
ベンガルの特徴
ベンガル最大の特徴は何と言っても「レオパード模様」ですよね。
毛色は主に「ブラウン」「メラニスティック(黒)」「シルバー」が多いのですが稀に「ブルー」や「チャコール」の毛色のベンガルもいる様です。
模様は主に「スポテッド」「ロゼット」「マーブル」の3種類で、特にロゼット模様はベンガル特有の模様という事から人気が高いです。
こちらはブラウンスポテッド
こっちがブラウンロゼット
最後がシルバーマーブル
シルバーマーブルを見るとアメショーの血が入っていると言うのがよく分かりますね。
他にもくさび型の頭やシュッと通った鼻すじ、アーモンド形の目なども特徴ですね。
あと皆さんベンガルって胴体が長いなって感じませんか?面白いのがベンガルはイエネコより背骨が一節多いんです。
だから胴体が長くてガッチリとした筋肉質なボディなんですね。
ベンガルに多い性格
続いてベンガルに多い性格を見ていきましょう。
・甘えん坊
・活発
・はなし好き
個体差や性別による差ももちろんありますがオスは特に甘えん坊な子が多いようです。
そして共通して言えるのは活発で遊ぶのが大好きな子が多いです。
呼ぶとお返事したり、飼い主さんと一緒に走り回って遊ぶのが好きな子が多いみたいです。
キャットタワーやキャットウォークがあると運動不足にならなくてイイと思います。
ベンガルに多い病気
ベンガルは他の猫種と比べて丈夫な体質と言われており圧倒的にかかりやすい病気が少ないようです。
モチロン絶対ではないですが丈夫な子が多いと言う傾向は飼い主さんとしてはちょっとした安心材料ですよね。
比較的新しい猫種なのでこれから新たに「かかりやすい病気の傾向」が出てくるかもしれませんが、強いて言えば活発な事でケガには気を付けたいところですね。
角膜炎
角膜炎はウイルス性のケースと外傷性のケースがありますがベンガルの場合は外傷性の方がリスクが高いと言えます。
小まめな爪切りや部屋の片づけが予防策ですかね。
誤飲
誤飲も病気と言うよりは事故的な意味合いが強いかもしれませんが犬と共に猫もとても多いです。
油断しているといつの間にか飲み込んじゃってるんですね。
それも「こんなの飲み込んだの!?」ってぐらい大きい物や長い物を飲み込むらしいです。
頑張って一生懸命飲んじゃうのよね。
「猫の活動範囲には置きっぱなしにしない!」って事を家族全員のルールにしないと防げませんので気を付けましょう。
まとめ
ベンガルは熱烈なファンが多い猫種の様な気がします。
一度飼ってみるとその可愛さの虜になってしまう様な魅力があるんでしょうね。
あなたもベンガルと思いっきり遊んでスキンシップを取ってみませんか?
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