日本ペットプラスは2020年1月1日に社名変更&商品改定がありました。
1月1日以降に新規契約する場合や1月1日以降に更新した契約は改定後の内容になります。
ただ1月1日を過ぎても更新を迎えていない場合はまだ改定前の内容になります。
改定後の日本ペット少額短期保険株式会社の商品内容はコチラにまとめています。
2012年に設立した日本ペットプラス少額短期保険株式会社ですが、2017年まではガーデン少額短期保険株式会社と言う会社名でした。
2018年に現在の社名に商号変更していますが肝心の保険の内容はどうなのか?良い所と悪い所を理由も合わせて解説していきます。
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基本的な補償内容
日本ペットプラスの保険は「いぬとねこの保険」と言う商品で「通院・入院・手術」が補償されるオーソドックスなプランが3種類、通院のみ補償するプランが3種類、手術のみ補償するプランが1種類、全部で7種類の選択肢があります。
どのプランを選んでも免責はないので安心です。
補償プラン
パール | ゴールド | プラチナ | |
---|---|---|---|
通院 | なし | 50% 70% 90% |
50% 70% 90% |
入院 | なし | なし | 50% 70% 90% |
手術 | 70% | なし | 50% 70% 90% |
年間限度額 | 30万円 | 50万円 70万円 90万円 |
50万円 70万円 90万円 |
年間限度回数 | 2回 | なし | なし |
手術のみのパールプランと珍しい通院のみのゴールドプラン、そしてオーソドックスなプラチナプランの3種類があり、ゴールドとプラチナは補償割合によって更に3種類、全部で7種類の選択肢があります。
ゴールドとプラチナは1日の限度額や年間の限度日数は設定されていないので、「年間限度額まで補償が受けられる」と言う所も使いやすい保険と言えます。
3つのプランを見ていくと一番保険を使う頻度が多い通院補償がないパールはあまりオススメできません。
入院や手術は頻度は少ないですが、実際にしなければいけないとなると大きな金額になるケースが多いと考えるとゴールドも不安が残ります。
日本ペットプラスを検討するならプラチナで補償割合をどれにするかを考えた方が良いと思います。
その他の条件
新規の申込み限度年齢 | 生後31日以上 10歳11か月まで |
---|---|
加入してから補償開始までの待機期間 | 病気30日間 がん60日間 |
更新可能年齢 | 終身 |
手術の保険金請求 | 特に必要書類はなし |
以前は20歳までしか継続ができなかったのですが、2018年11月22日に商品改定があり「更新年齢制限をなくし、一生涯更新可能に改定(終身化)」となりました。
昔と比べるとかなり猫の寿命は延びており、今後も伸びていく事が予想されます。
そう考えると終身の補償があるという事は安心できますね。
割引について
- 多頭割引・・・年間900円割引。他社とは違い1頭目も更新時に割引になります
- マイクロチップ割引・・・マイクロチップを装着していると年間600円割引
- 無事故割引・・・1年間保険金の支払いがなかった場合、次年度の保険料を5%割引
- インターネット割引・・・インターネットから申し込むと10%割引。2019年4月22日から5%→10%に変更になりました。
日本ペットプラスは4種類の割引があります。
特約やその他のサービス
- ペット賠償責任特約・・・他人や他の動物に怪我をさせてしまった時や、物を壊した場合の補償ですが日本ペットプラスは示談交渉サービスがついていないのであまりオススメできません。
- 24時間ペット健康相談サービス・・・2018年6月から株式会社チェリッシュライフジャパンと提携し、アニクリ24と言う電話の医療相談サービスを使えるようになりました。
電話の医療相談は外注ですが付帯サービスとして付いていて、他の保険会社も何社か使っているサービスです。
夜間に何かあった時に病院へ行った方が良いのか?様子を見ても大丈夫なのか?といった判断が自分では難しいケースもあり、そんな時に役立つサービスです。
病気への対応
大事な所ですので念入りに見ていきたいと思います。
保険加入ができない病気は?
ほとんどの保険会社は「持病がある場合は保険の加入ができない病気」を加入時に確認しています。
日本ペットプラスの場合はどれだけあるのか確認していきましょう。
・悪性腫瘍(がん)
・腎不全
・糖尿病
・肝硬変(肝繊維症)
・副腎皮質機能低下症(アジソン病)
・副腎皮質機能亢進症(クッシング病)
・甲状腺疾患
・免疫介在性血小板減少症
・免疫介在性溶血性貧血
・巨大結腸症
・巨大食道症(食道拡張症)
・膵外分泌不全
・猫伝染性腹膜炎(FIP)
・猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
・猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)
・門脈シャント・門脈体循環シャント(PSS)
・脳疾患(脳炎など)
・神経疾患(てんかん発作、けいれん発作を含む)
・バベシア症
・炎症性腸疾患(IBD)
・フィラリア
日本ペットプラスは21種類の病気が明記されています。
脳疾患や神経疾患などの広義な記載があるので対象となる病気の数で言うともう少し増えそうですが、他社と比べても平均的な数だと思います。
慢性疾患への対応は?
慢性腎不全などの慢性疾患にかかった場合の対応を見ると、日本ペットプラスは更新の際に特定の病気が不担保になるような条件は付かないとの回答でした。
更新謝絶になる事も無いと言う事だったので安心して保険を使えると思います。
1年間に保険を使える限度額は保険年度が変わるタイミングでリセットされますが、年間限度額に到達してしまうと保険契約が失効してしまうので注意しなくてはいけません。
一部、他社では補償されるのに日本ペットプラスでは補償対象外の病気がありますのでチェックしておきましょう。
・膝蓋骨脱臼
・股関節形成不全症
・レッグペルテス
・てんかん
・チェリーアイ
・気管虚脱
・歯科疾病(直接的な治療は対象外、間接的な腫れを抑える為の薬代などは対象になる可能性あり)
先天性・遺伝性疾患への対応は?
日本ペットプラスの場合、先天性・遺伝性疾患は発症した年度だけ補償の対象ですが、更新後の次の年度からは対象外になってしまいます。
3歳ぐらいまでは先天性・遺伝性疾患を発症するリスクがあるので、若い猫は注意しないといけません。
病名がつかない場合の対応は?
例えば食欲がなくて元気もないなどで病院に連れていき、特に診断名はないものの点滴だけをうってもらうような処置だけはしているケースだった場合です。
このような場合、日本ペットプラスは症状があって病院で治療行為をしているので診断名がなくても補償対象になります。
各プランの保険料
次は日本ペットプラスの気になる保険料を見ていきます。
他社と比較した順位と16歳までに払う合計保険料はこのようになっています。
補償重視プラン・・・17社中9位 合計保険料・・・655560円
保険料重視プラン・・・17社中8位 合計保険料・・・468480円
保険料グラフ
日本ペットプラスは7歳以降の保険料が値上がり傾向にありますが、全体的に見れば他社と比べてそれほど保険料が高い部類には入らないと思います。
終身補償に改定されましたが20歳以降の保険料は20歳時のまま据え置きで、値上がりしないと記載があったので安心ですね。
日本ペットプラスの猫の保険のまとめ
日本ペットプラスはプランの選択肢の多さ、慢性疾患の対応、保険料の手頃感など良い点が多いと思います。
補償の手厚さにプラスして終身補償への改定があり、私の中ではかなりオススメ度合いが上がりました。
完璧な保険はないと思いますが多くの方が納得の内容だと思います。
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