2020年4月1日に楽天が猫の保険の新商品を発売しました。
4月1日以降、旧商品の「あんしんペット保険」はWebでの新規契約の取扱いを終了しています。(一部の対面代理店を除く)
今、有効に継続している契約については引き続き更新する事が可能です。
新商品の「ずっといっしょ [もっと]」との商品比較はコチラにまとめています。

ご存知楽天グループの楽天少額短期保険株式会社ですが、猫の保険の商品内容はどうなのでしょうか?

2019年12月1日に商品改定があって、この日以降に新規申込や更新をした場合は「楽天ポイント」が1%付くようになりました。

楽天派の方にとって「楽天ポイント」はお金と同じ様に使えるポイントなので、それも含めて保険料比較しないといけないですね。
この保険ならではのおすすめポイントや逆に要注意ポイント等を詳しく解説していきます。
基本的な補償内容
楽天の猫の保険は商品名が「あんしんペット保険」と言い「通院・入院・手術」を補償するオーソドックスなプランが3つと「手術・手術と連続する入院のみ」を補償するプランの4種類の選択肢があります。

新しくネット申込み限定で、免責金額の少ない「eプラン」が出来ました。
S・M・eプランには免責がついてしまうので要注意です。
補償プラン
Sプラン | Mプラン | eプラン | Lプラン | |
---|---|---|---|---|
通院 | なし | 70% | 70% | 70% |
入院 | 80% ※1 |
70% | 70% | 70% |
手術 | 80% | 70% | 70% | 70% |
年間 限度額 |
1回につき 50万円 |
70万円 | 70万円 | 70万円 |
免責 | 1回あたり 1.4万円 ※2 |
1回あたり 1.4万円 ※3 |
1回あたり 7千円 ※3 |
なし |
※1手術と連続する入院のみ14日間補償
※21回あたりとは1回の手術と連続する入院の合計から差し引く金額
※31回あたりとは1傷病ではなく病院での1度の診察ごとに免責が発生
免責金額も1.4万円と大きめの設定になっており、少額の通院が続いた場合などは保険金が全く受取れない事もあると思います。

せっかく保険に入っていても使える場面が限られてしまうので、通院補償がないSプラン、免責のあるM・eプランはあまりオススメできないです。
1日の限度額や年間の限度日数が決まっていない年間限度額タイプなので使い勝手が良いのもオススメポイントですね。

楽天の猫の保険を検討する場合は保険料の安さに惑わされずに、Lプラン一択で検討するようにしましょう。
その他の条件
新規の申込み限度年齢 | 生後31日以上 10歳11か月まで |
---|---|
加入してから補償開始までの待機期間 | 病気30日間 がん60日間 |
更新可能年齢 | 20歳まで |
手術の保険金請求 | 診断書が必要な時は 保険会社が取寄せ |
ここで気になるのは20歳までしか更新できない所でしょうか。

猫の平均寿命は15~6歳と言われているので心配いらないかもしれませんが、何歳まで生きるかはわからないですからね。

最近は長生きのにゃんこが多いですからね~。
割引について
- 割引はありません
割引はありませんが最初にお伝えした様に楽天ポイントが付くようになったので、これは全員が受けられる割引みたいなもんですね。
新規契約の場合は申込時(ネット申込のみで紙で申し込んだ場合はポイントが付きません)に、更新の場合は更新日までに楽天IDで楽天ペット保険のマイページにログインして更新対象となる契約情報を登録する作業が必要です。
1年分の保険料の1%が通常ポイントで付与されます。
特約やその他のサービス
- ペット賠償責任特約・・・他人や他の動物に怪我をさせたり物を壊してしまった場合の補償ですが楽天は示談交渉サービスがないので他の自動車保険などにつけた方がいいです
特に付帯サービスはなくシンプルな保険です。
病気への対応
私は猫の保険はこの項目が重要だと思うので特に詳しく見ていきましょう。
保険加入ができない病気は?
保険会社は公平性を保つ為(持病があると保険金請求の可能性が高いので)に「持病がある場合は保険の加入ができない病気」を設定していて、加入時に確認をするようになっています。
この設定されている病気が少なければ病気をしていても加入がしやすい保険と言えると思いますが、楽天の場合は次の様になっています。
・悪性腫瘍(がん)
・慢性腎不全
・糖尿病
・肝硬変・肝不全
・副腎皮質機能低下症(アジソン病)
・副腎皮質機能亢進症(クッシング病)
・甲状腺疾患
・免疫介在性血小板減少症
・免疫介在性溶血性貧血
・巨大結腸症
・巨大食道症(食道拡張症)
・膵外分泌不全
・猫伝染性腹膜炎(FIP)
・猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
・猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)
・脳炎
・心疾患(弁膜症、不整脈、雑音、先天性心奇形症等)
・水頭症
・リンパ管拡張症
・フィラリア
楽天は20種類の病気が明記されており、平均的な数かなと思います。
慢性疾患への対応は?
慢性腎不全などの慢性疾患などにかかってしまった場合の対応ですが、楽天は更新時に特定の病気が不担保になってしまうような条件は付かないとの回答でした。

更新謝絶もないと言う回答で安心して保険に加入する事ができそうです。
保険を使った場合の年間の限度額は契約の年度が変わるとリセットされますが、年間限度額に達した場合は契約が失効となるので注意が必要です。
一部、他社では補償されるのに楽天では補償対象外のものがありますのでチェックしておきましょう。
・膝蓋骨脱臼
・股関節形成不全症
・レッグペルテス
・てんかん
・チェリーアイ
・気管虚脱
・猫汎白血球減少症
・猫カリシウイルス感染症
・猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)
・猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
・猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)
・猫ノミ・ダニ感染症

ちょっと対象外の疾病の数が多いですね~。
先天性・遺伝性疾患への対応は?
先天性・遺伝性疾患はいつ発症したとしても対象外となっています。

先天性・遺伝性疾患は3歳ぐらいまでは新たに発症する危険性があるので若いにゃんこが契約する場合は注意が必要です。
病名がつかない場合の対応は?
例えば食欲も元気もなく、ぐったりしていて病院で見てもらった時に、特に診断名がつかず点滴だけうってもらう等、処置はしている場合もあると思います。
このような場合、楽天は症状があって病院で治療行為をしている場合は、診断名がなくても補償対象になると言う回答でした。
各プランの保険料
重要なポイントである各プランの保険料を見ていきましょう。
因みに他の保険会社との比較での順位と16歳までの保険料の合計はこの様になっています。
補償重視プラン・・・17社中3位 合計保険料・・・501720円
保険料重視プラン・・・17社中1位 合計保険料・・・225240円
保険料グラフ
楽天は12歳以降の保険料が上がらないので、ただでさえ安い保険料が年を追うごとに他社と差が開いていきます。
楽天の猫の保険のまとめ
楽天の猫の保険の最大の特徴は「楽天ポイント」が付く事や、とにかく安い保険料だと思います。
その割に補償内容は悪くないのでコストパフォーマンスは高い保険と言えます。

これで終身の補償であれば文句なしだったんですが。。。
ま~完璧な保険は無いので「何を優先して考えるか」と言う所だと思います。
総合的には免責のないLプランは私のオススメの保険の一つです。

圧倒的な安さとバランスの良い補償ですよ。
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- 20歳までの更新
- 先天性・遺伝性疾患の対応
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