猫を飼っていると沢山の「猫あるある」がありますが、撫でていてウットリしてたのに突然「ガブリ」と言う被害にあった方って多くないですか?
気持ちよさそうにしてたので、こっちも油断してたら急に豹変するんですよね。
でも「うちの子は噛み癖がある」なんて思わないで下さいね。
こうなっちゃうのにはちゃんと理由があるんですけど~。
この記事では「なぜウットリしてたのに突然ガブリと噛むのか?」「避ける為の対策はあるのか?」をお伝えしていきます。
愛撫誘発性攻撃行動とは?
実はこの「猫あるある」は専門書にも載っていて「愛撫誘発性攻撃行動」と言う名前も付いています。
「撫でて~」と自分から寄ってきてスリスリしながら、リクエスト通り撫でてあげるとウットリしてますが急に豹変します。
ガブリとやられ、ケリケリ攻撃に、引っ掻きのオマケまで付く事もあります。
こんな行動からも「猫は自分勝手」とか「猫はマイペース」なんて言われちゃうんですよね。
でもこの一見、猫の身勝手な行動の様に見える「愛撫誘発性攻撃行動」ですが実は原因は人間にあるんです。
愛撫誘発性攻撃行動の原因
「愛撫誘発性攻撃行動」の原因は3つあります。
・撫でる場所が嫌な場所
・撫でる時間が長い
・撫で方が下手
撫でる場所が嫌な場所
猫は撫でられたくない場所が結構あります。
あなたもマッサージされてる時に「そこじゃないんだよね~」って所をマッサージされるとイライラするでしょ?
そんなイメージが近い感覚だと思います。
「お腹」は急所だから嫌がる子が多いですし、「手足の先」も敏感ですからあまり触れない方が良いかもしれません。
逆に触って欲しい所はズバリ自分で毛繕いができない所ですね。
例えば「おでこ」や「後頭部」「鼻筋」「あご周り」などですね。
撫でる時間が長い
その子によって撫でて欲しい時間が違ったりします。
最初は本当に撫でて欲しかったのに次第に「もういいかな~」となり、その内「もういいってば~」ってなっちゃうのよね。
そんな猫の気持ちは知らず、「猫好きさん」は得てして「撫でたがりさん」が多くないですか?
私もそうですが、はい。
そこのギャップが「愛撫誘発性攻撃行動」を招いてしまう原因なんですね。
撫で方が下手
そして3つ目の原因は残念ながら撫で方が下手な場合です。
これは猫を触り慣れていない方や普段犬と接している方、子供などが多いかもしれません。
撫でる力が強いとか同じ所をずっと触っていると猫のイライラがどんどん溜まってきます。
ソフトタッチでその猫ちゃんの好みの撫で方をマスターしてあげたいところですね。
愛撫誘発性攻撃行動の対策
「愛撫誘発性攻撃行動」で攻撃を食らわない様に対策を打ちましょう。
猫は「もういいかな~」となってきた時に実はちゃんとサインを出しているんです。
このサインを見逃さない様にすれば事前に「愛撫誘発性攻撃行動」を回避する事が出来ます。
シッポを振る
シッポは猫の気持ちをとても敏感に表現する部位で、イライラするとシッポを振る様になります。
人間で言うと貧乏ゆすりの様なものですね。
犬と違って喜んでいる訳ではないので注意しましょう。
お腹を出して横になる
猫はイライラが募ってくるとお腹を出して横になる事で、くつろぎのポーズで気持ちを落ち着かせようとする子もいます。
そんな時に「撫でたがりさん」は「お腹も撫でて欲しいのね~」と言いながらガブリとやられます。(⇐うちの嫁さんがまさしくコレです。)
イカ耳になる
これは分かりやすい変化ですがイカ耳になったら要注意です。
イカ耳ってのは耳を後ろにシュッと畳むこんなヤツですね。
こうなったら直ちに撤退するのが安全ですね。
まとめ:サインを見逃さない
「猫あるある」で急にガブリとやられたら反省するようにしましょう。
かじられたからって決して怒ったり叩いたりしないで下さいね。
猫にも猫なりの理由があるんです。
そこの所を理解した上でスキンシップを取れるようになるとお互いストレスフリーで良い関係になれると思います。
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