2019年9月27日発表の行政処分について
代表取締役による決算状況表の虚偽記載などにより令和元年10月18日から令和2年1月17日までの間(3ヶ月)全ての業務を停止するとの報道がありました。
詳細は関東財務局のホームページで確認できます。
2017年に設立した新しい会社のペッツファースト少額短期保険株式会社ですが、猫の保険の内容はオススメできるものなのでしょうか?
後発隊ならではの良いところはあるのか?良い所ばかりの保険は無いと思うので逆に注意しなくてはいけないポイントはどこなのか?詳しいところまでしっかりチェックしていきましょう!
基本的な補償内容
ペッツファーストの猫の保険は「ペットがいちばん保険」と言うペットネームで補償割合によって4種類の選択肢があり、他社にはあまりない100%補償プランがあります。
補償プラン
50% プラン |
70% プラン |
90% プラン |
100% プラン |
|
---|---|---|---|---|
通院・入院 限度日額 |
1万円 | 1.5万円 | 2万円 | なし |
通院・入院 限度日数 |
20日 | 20日 | 20日 | なし |
手術 限度額 |
10万円 | 15万円 | 20万円 | なし |
手術 回数 |
2回 | 2回 | 2回 | なし |
通院・入院 手術限度額 |
20万円 | 30万円 | 40万円 | なし |
年間 限度額 |
60万円 | 90万円 | 120 万円 |
120 万円 |
それぞれのプランによって限度額も変わってきますが、100%プランは細かい限度日額や限度回数がなく、年間限度額のみの設定になっています。
ペッツファーストの猫の保険はどのプランも免責がないので保険料を見ながら補償割合を選びましょう。
その他の条件
新規の申込み限度年齢 | 7歳11か月まで |
---|---|
加入してから補償開始までの待機期間 | 15日間 |
更新可能年齢 | 終身 |
手術の保険金請求 | 内容証明書が必要 |
手術の保険金請求をする場合に内容証明書が必要になるのは毎回お金がかかってしまうのでちょっと気になる所ですね。
割引について
- 無事故継続割引・・・過去1年間保険金の支払いがなかった場合に更新後の契約が5%割引
- 多頭割引・・・2頭目以降が加入する契約が5%割引
ペッツファーストの猫の保険の割引は2種類です。
特約やその他のサービス
- 補償割合追加特約・・・所定のペットショップで0歳購入時に自動付帯となる特約で契約日から60日間は30万円まで治療費の100%が補償されるようになる。
- 免責期間補償特約・・・こちらも所定のペットショップで0歳購入時に自動付帯となる特約で免責期間の15日も補償される様になります。
この2つの特約が付くには色々な条件がありますが、適用になれば自己負担なく治療を受ける事ができるようになってます。
この2つの特約意外には特約や付帯サービスはなく分かりやすい作りの保険です。
病気への対応
ここの項目はとても重要なので詳しく見ていきましょう。
慢性疾患への対応は?
慢性腎不全などの慢性疾患にかかった時の対応ですが、ペッツファーストの猫の保険は更新時に一部の病気が不担保になる様な条件がつく可能性があると言う回答でした。
更新謝絶も可能性があるとの回答だったので保険金請求が長く続いてしまう場合は要注意です。
年間の限度額は保険年度が変わるとリセットされるんですが、年間限度額に到達した時は契約が失効してしまうので注意が必要です。
先天性・遺伝性疾患への対応は?
先天性・遺伝性疾患は発症するタイミングがいつでも対象外となっています。
もうある程度大きくなっている猫なら大丈夫ですが、3歳ぐらいまでは発症するリスクがあるので小さいにゃんこの場合は要注意です。
病名がつかない場合の対応は?
例えば食欲がなくてぐったりしている様な時などで病院で見てもらった場合に、特に診断名はないけど点滴だけ打ってもらうなど処置はしている事もあると思います。
こんな時ペッツファーストの猫の保険は具体的な症状があって病院で治療行為をしているので、たとえ診断名がなくても補償対象になると言う回答でした。
各プランの保険料
つづいて各プランの保険料を確認していきましょう。
ちなみに他社比較した時の順位と16歳までの保険料を合計した金額はこの様になっています。
補償重視プラン・・・17社中11位 合計保険料・・・855120円
保険料重視プラン・・・17社中11位 合計保険料・・・646560円
保険料グラフ
ペッツファーストの猫の保険は10歳以降の保険料が上がらないので、長生きするほど他社と比べると割安感が出てきますね。
ペッツファーストの猫の保険のまとめ
ペッツファーストの猫の保険は100%補償のプランも含めて4種類のプランから選べるので選択肢は多いですね。
ただ保険料はそんなに安くないのと、慢性疾患の対応が気になる所です。
- プランの選択肢が多い
- 長生きするほど保険料が割安に
- 慢性疾患の対応
- 先天性・遺伝性疾患の対応
コメント