今回の猫図鑑は「メインクーン」の特徴や性格をお伝えしていきたいと思います。
メインクーンと言うと「デカい」とか「ゴージャス」なイメージがありますが実は穏やかで従順、とても賢い猫と言われています。
性格的にはとても飼いやすい猫種だと思います。
フサフサで暖かそうだしお腹やしっぽの毛は特にモッフモフで気持ちいいです。
メインクーンの特徴や歴史についても詳しく見ていきましょう。
メインクーンの歴史
メインクーンは元々アメリカにいた短毛種の猫とヨーロッパからやってきた長毛種の猫が交配して誕生したと言われています。
名前の由来はアメリカのメイン州「Maine」とアライグマを意味する「Racoon」を合わせて名付けられたもので、今ではメインクーンはメイン州の「州猫」に定められています。
また愛称としてはその性格と大きさから「穏やかな巨人」や「アメリカンロングヘアー」と呼ばれています。
メインクーンの特徴
メインクーンの特徴と言えばやはりその大きさですね。
2019年11月時点でのギネス記録を確認してみると「存命中の最も長い飼い猫|Longest domestic cat (living)」に認定されているのがイタリアに住むメインクーンの「バリベル」くんです。
参考:ギネス「イタリアに住む猫、「最も長い猫」としてギネス世界記録に認定」
バリベルくんは今2歳で体の長さは120cmあるそうです。
メインクーンは4歳ぐらいまで成長すると言われているのでまだ大きくなるかもしれませんね。
メインクーンはブラックやホワイト、レッド、グレー、クリームなど様々な毛色に加え、ソリッド(単色)、タビ―(縞模様)などのパターンも色々です。
よく似た猫種で「ノルウェージャンフォレストキャット」がよくあげられますが、横顔を比べるとメインクーンの方が「ジェントルカーブ」と言われる丸みを帯びた横顔になっています。
元々はネズミを捕るワーキングキャットとして飼われていた事もあって、大きな見た目に反して意外と運動能力も高いです。
メインクーンに多い性格
メインクーンに多い性格を見ていきましょう。
・温厚
・協調性がある
・ツンデレな一面も
メインクーンは温厚で飼い主に従順なので懐きやすい猫と言えます。
学習能力も高く他の猫や犬、人間の子供などとも仲良くできる協調性を持っています。
個体差はモチロンあると思いますが基本的には女の子はツン、男の子はデレな子が多い傾向のようです。
猫は通常水に濡れるのをとても嫌がりますが、なぜかメインクーンは水がへっちゃらな子が多いです。
長毛種なので毛が汚れてしまう事も多く、お風呂を嫌がらないで入ってくれるととても助かりますね。
メインクーンに多い病気
メインクーンに多いと言われる病気を見ていきましょう。
肥大型心筋症
元々、心筋症は猫に多い病気で「何故多いのか?」と言う原因はよく分かっていませんが一番比率が多いのが肥大型心筋症です。
これは心臓の筋肉が異常に厚くなってしまいポンプ機能を正常に果たせなくなってしまう病気です。
心臓内の血流が乱れる事で血栓ができ、それが心筋梗塞を引き起こしたり後ろ脚の付け根の血管で詰まってしまうと後ろ足の麻痺や壊死を起こします。
多発性嚢胞腎
遺伝的にかかりやすい病気として多発性嚢胞腎があります。
これは腎臓病の一つで初期症状はあまりなく気づきにくい病気ですが、徐々に腎臓に嚢胞が作られ腎臓の機能が低下していきます。
腎不全と同じく発症してしまうと治すのが難しい病気ですが、定期的な腎臓のエコー検査で早期に発見ができる可能性があります。
まとめ
ゴージャスな見た目のメインクーンですが穏やかなその性格から猫初心者の方でも飼いやすい猫と言えます。
長毛種なのでブラッシングは小まめにしてあげないと毛玉が出来てしまったり、毛球症のリスクもあるので気を付けましょう。
飼ってみるとメインクーンの魅力に魅せられること間違いなしですね。
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