【猫の保険】少額短期保険と損害保険の違いとは？

猫の保険を比較検討していた時にパンフレットを見ていて会社名が「少額短期保険」と「損害保険」の２種類あり「この違いって何だろう？」と思った方はいませんか？

koo

普通に生活していてこの２つの違いを意識する機会はあまり無いかもしれませんが、知っておくと「へ～」と思う部分もあると思いますので記事にしてみました。

ゆっちゃん

今、自分が加入している保険が「少額短期保険」なのか「損害保険」って所も確認してみるとイイかもね。

目　次

少額短期保険の特徴と歴史
少額短期保険と損害保険の比較
猫の保険の少額短期保険とは？
まとめ：有利不利は特になし

少額短期保険の特徴と歴史

少額短期保険は「ミニ保険」と呼ばれる事もありますが、扱える保険がその名の通り「保険金額が少額（１０００万円以下）」で「保険期間が短期（１～２年）」の保険のみです。

それまで生命保険や損害保険がありましたが「２００６年４月の保険業法改正」で第三の保険会社として少額短期保険が発足しました。

悪く言えば「こくみん共済」や「コープ共済」「ＪＡ共済」などの様に一部監督官庁が存在する共済会を除き、監督官庁・規制業法が無く任意団体として運営されていた共済会は野放し状態だったんですね。

ゆっちゃん

当然トラブルなども多く「これはイカン！」という事になり、一定規模以上の共済会をきちんと管理・規制する目的で少額短期保険が生まれたんですね。

koo

もちろん猫の保険だけでなく人間の保険でも少額短期保険はあって、特徴としてはリーズナブルで大手保険会社が手掛けない様なユニークな分野の保険も多いです。

少額短期保険と損害保険の比較

では少額短期保険と損害保険を比較して、具体的にどの様な違いがあるのかを見ていきましょう。

	少額短期保険	損害保険
登録先	各地方財務局	金融庁
最低資本金	1,000万円	10億円
年間収受保険料制限	50億以下	制限なし
契約者保護制度	なし（※）	あり
保険料控除制度	対象外	対象

（※）保証金の供託制度あり

生命保険や損害保険は金融庁の免許制ですが少額短期保険は各地方財務局への登録制になっています。

最低資本金も少額短期保険は１０００万円となっており、生命保険や損害保険と比べると比較的小規模でも始めやすいと言えます。

ゆっちゃん

ま～でもどちらも当然キビシイ条件をクリアしないと出来ないから、どっちかと言うとぐらいの違いだね。

今のご時世やはり気になるのは保険会社が経営破綻してしまった時の契約者保護の仕組みですが、生命保険や損害保険は「契約者保護機構」があり全額ではありませんが一定の割合は補償してもらえます。

少額短期保険には「契約者保護機構」がない代りに「保証金の供託制度」があり、業務を開始する時に１０００万円を法務局に供託しなければいけません。

koo

更に供託金は収入保険料の増加に応じて段階的に積み増しする事が義務付けられているので、万が一の時はこの供託金から補償される事になっています。

猫の保険の少額短期保険とは？

当サイトでご紹介している猫の保険は１７社ありますが、それぞれ少額短期保険なのか損害保険なのかを確認していきましょう。

まずは少額短期保険は下記の１０社です。

・楽天少額短期保険株式会社
・イーペット少額短期保険株式会社
・SBIいきいき少額短期保険株式会社
・ペッツファースト少額短期保険株式会社
・日本ペット少額短期保険株式会社
・日本アニマル倶楽部株式会社
・イオン少額短期保険株式会社
・株式会社ＦＰＣ
・ペットメディカルサポート株式会社
・ペッツベスト少額短期保険株式会社

そして損害保険は下記の５社です。

・アニコム損害保険株式会社
・アイペット損害保険株式会社
・アクサ損害保険株式会社
・au損害保険株式会社
・ペット＆ファミリー損害保険株式会社

その他が２社です。

・一般社団法人　日本ペット共済
・株式会社ペティーナ

ゆっちゃん

こうしてみるとペット保険は損害保険よりも圧倒的に少額短期保険の方が多いんですね。