猫を飼っていて「猫にお風呂って必要なの?」って疑問に思った事ってありませんか?
すごく嫌がるって話を聞いた事あるし可哀そうだなとか、汚れたり病気になってしまってお風呂に入れなきゃいけない状況もあるかもしれません。
因みにうちのゆっちゃんはうちに来て早1年半になりますが一度もお風呂に入っていません。
よそのお宅のにゃんこはお風呂をどうしてるのかな?と言う疑問にお答えします。
猫にお風呂は必要なのか?
うちのゆっちゃんは基本的にビビりなので絶対お風呂に入れると怖がるような気がします。
でもネットではお風呂好きな猫もたまにいる様で、気持ち良さそうに入浴している姿をSNSで見かけたりしますよね。
お風呂嫌いの理由やそもそも必要なのかを見ていきましょう。
猫はお風呂嫌い?
猫の毛は犬の毛と違って油分が少なく、犬の様にブルブルッと体を震わせても水を飛ばせないので一度水に濡れるとなかなか乾きません。
更に猫の祖先はリビアヤマネコと言われていますが北アフリカの砂漠地帯に住んでいたと言われていて、体が濡れた状態で夜の砂漠を過ごすのはかなり危険な状況だったと言えます。
その様な経緯から本能的に「水に濡れる事」に恐怖心があるのかもしれません。
ただ個体差はありますが比較的水が好きな品種もいる様で、「ノルウェージャンフォレストキャット」「ベンガル」「アビシニアン」「メインクーン」「ジャパニーズボブテイル」「ターキッシュバン」などは水が平気と言う子が多いみたいです。
でも多くの猫はあまり好きじゃないって子が多いと思うので、特に嫌がる子は慎重に対応してあげる必要があると思います。
猫は綺麗好き
猫は元々、体臭が少なく綺麗好きな動物だと言われています。
これも本を正せば猫が単独で狩りをするハンターだった事から、臭いで獲物にバレてしまわない様な体質になったと考えられています。
体の構造的にも一般的な猫は肉球以外からは汗をかかないので体臭が無いのも頷けます。
更に起きている時はこれでもかってくらいにグルーミングしているので、常に清潔に保たれているんですね。
こう考えると完全な室内飼いの家猫さんはお風呂に入らずとも実は結構綺麗って事なんですね。
お風呂の頻度は?
そう考えると特別な理由が無い限り、生涯一度もお風呂に入らずに綺麗な状態をキープできるにゃんこもいるって事なんですね。
お風呂に入らない事よりも、怖い思いをさせながら無理やりお風呂に入れる方がストレスで悪影響がありそうです。
お風呂好きな猫もあまり頻繁に入れすぎると肌の乾燥につながる恐れもありますので、月1~2回ぐらいが良い所じゃないでしょうか。
嫌がる猫はよほどの理由が無ければ「お風呂無し」でも良いと思います。
でも嫌がる猫にも本当にお風呂が必要なケースもあると思いますので、次の章でまとめてみました。
お風呂が必要なケースとは?
下記の様な理由がある場合はどうしてもお風呂が必要なケースです。
嫌がる場合は色々工夫をして少しでもストレスなくお風呂に入れるようにしてあげたいですね。
一つずつ見ていきましょう。
皮膚病がある
まずお風呂に入れるべき理由の第1位だと思いますが、皮膚の病気があるケースです。
皮膚病の原因は色々あると思いますがアレルギーだったり、シニア猫の場合は内臓疾患が遠因で皮膚病になってしまう事もあるようです。
症状はかぶれたりフケが出たり、酷くなると患部の毛が剥げてしまう事もあります。
病院で抗脂漏シャンプーを処方してもらい薬浴する事で症状が改善する事が多いです。
猫の品種
猫の品種によっても皮膚のトラブルになりやすい種類がいるようです。
代表的なのが縮れ毛を特徴としたレックス種と言われるコーニッシュレックスやセルカークレックス、デボンレックスなどで皮膚病を発症しやすいと言われています。
体のつくり的に皮脂汚れが出やすいようですので普段から、気にかけてお風呂に入れてあげるのが理想です。
その場合は匂いを気にするといけないので、ちゃんと動物用の無香料のシャンプーを使ってあげるのが良いと思います。
トイレを失敗
特に長毛種に多いかもしれませんがちょっとお腹を壊しちゃったり、粗相をしてお尻周りが汚れてしまった時にお風呂に入れてあげる事が多いと思います。
でも嫌がるにゃんこの場合は無理にお風呂に入れなくても、お尻だけ濡らして洗ったり、ペット用のウェットシートで拭いてあげるだけでも綺麗になると思います。
毛が長い場合は汚れない様に事前にカットしてあげるとお手入れも楽になると思います。
お風呂に上手に入れるコツ
では理由はどうあれお風呂に入れる事になった時に、どうすれば上手に入れられるのか考えていきましょう。
実は誰にでもマネできる上手に入れるコツがあるので共有したいと思います。
コツその1【温度に注意】
まずコツの一つ目ですが、それはシャワーやお湯の温度を高くし過ぎない事です。
人間にはちょうどいい温度でも猫にとっては熱すぎるかもしれませんので、ちょっとぬるいぐらいで良いかもしれません。
猫は敏感なのであまり刺激しない様に気を付けましょう。
コツその2【音に注意】
次に気を付けるのは音で、ただでさえちょっとエコーがかかったような感じでいつもと違う環境ですが特にシャワーの音が苦手で怖がる猫が多いようです。
出来るだけ湯舟や洗面器などにお湯を溜めて流してあげると良いと思います。
あとシャワー繋がりで言うとシャワーをかけた時の水圧も嫌がる子がいます。
そんな時はスポンジを使うなどしてなるべく音が出ない様にしてあげると怖がらないかもしれません。
コツその3【目や耳に注意】
次のコツは目や耳に水が入らないように注意する事です。
猫はお風呂に限らず嫌な体験をすると強烈に記憶され、次に同じ様な体験をした時にもっと嫌がる様になってしまいます。
目や耳に水がかかってしまうと嫌な記憶として残ってしまい、次にお風呂に入れなくてはいけなくなった時に大変になってしまいます。
コツその4【目線を合わせる】
最後に4つ目のコツは猫と目線を合わせてあげる事です。
とにかくお風呂と言う慣れない状況で不安があるので怖がってるなと思ったら猫と同じ目線で優しく話しかけてあげて下さい。
目線を合わせてあげる事で不安を解消できれば必要以上に怖がらずに済むと思います。
くれぐれも無理強いしてにゃんことの信頼関係を壊さない様に注意しましょう。
猫のお風呂って皆どうしてる?必要なの?頻度は?入れ方は?のまとめ
まだお風呂に入れた事がない猫は実はお風呂好きにゃんこかもしれません。
こればっかりは入れてみないと好きか嫌いか分かりませんからね。
ひょっとするとウットリしてインスタ映えな一枚が撮れるかもしれませんね。
あとお風呂に入った後は風邪をひかない様にちゃんと乾かしてあげて下さい。
ドライヤーの音も嫌いな猫が多いので、タオルでしっかりと拭いて出来るだけ早く乾く様にしてあげて下さい。
でも余程の理由がなければ猫をお風呂に入れる必要はないかもしれませんね。
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