ここ最近の暑さは異常ですね。
皆さんは熱中症対策をしていますか?
猫はモフモフしているので人間よりももっと暑そうですよね。
完全室内飼いでも、雨の日でも、夜間でも熱中症になってしまう可能性はありますので、しっかり対策をしておかなくてはいけません。
実際に猫が熱中症になってしまったらどの様な症状が出るのか、そして熱中症にならない様にしておくべき対策は何かをお伝えしていきます。
猫の熱中症とは?
人間でも毎年の様に熱中症で亡くなっている方がいます。
そもそもどんな病気なのかご存知ですか?
熱中症とは色々な症状の総称で、高温多湿の環境下にいる事によって体温調節機能がうまくできずに高体温になってしまう状態です。
猫の熱中症は重篤化しやすい
猫の先祖は砂漠地帯で生活していたので元々暑さには強い動物です。
ただ猫は人間と違って汗腺が肉球にしかなく、汗をかけないので体温調節が苦手です。
これが猫の熱中症を重篤化させてしまう原因になっているのです。
熱中症になりやすい状況とは?
直射日光がギラギラ照り付ける晴れの日はもちろんなのですが、意外と雨の日も熱中症は多く発生しているんです。
雨の日は湿度が高く、湿度が高いと水分がうまく蒸発しないので気化熱によって熱を放散する事ができないのです。
雨が上がった時も一気に気温や湿度が高くなる事があるので要注意です。
猫の熱中症の症状とは?
猫は熱中症になるとどの様な症状が出るのでしょうか?
症状を知っておく事で万が一熱中症になってしまってもいち早く気づく事ができ、素早い対応ができます。
暑い時期は特に気にかけて猫の様子を見てあげないといけないですね。
呼吸が早くぐったりしている
熱中症の初期症状としては呼吸が早くなり、肩で息をするような状態になります。
元気もなく食欲も出ないのでぐったりしてしまう事が多いようです。
よだれを垂らしてパンティング
更に症状が進むとパンティングと呼ばれる舌を出してハアハアと犬の様に苦しそうに呼吸する様な状態になります。
よだれを垂らしてしまいそれが更に脱水症状を引き起こす事になってしまいます。
痙攣や意識が朦朧としている
更に症状が進むと嘔吐や痙攣が始まり、意識も朦朧としてしまいます。
昏睡状態になってしまうとかなり危険な状態ですので最悪は死に至ってしまう可能性もあります。
猫の熱中症の応急処置
ではもし猫が熱中症になってしまった時はどの様な対応をすればよいのでしょうか?
猫の症状や状態によって処置の仕方も変わってきますが、基本的な対応方法は把握しておきましょう。
体を冷やす
人間の熱中症でも同じような対応ですがまずは涼しい場所に連れていき、体を冷やしてあげましょう。
濡らしたタオルで体を拭いてあげたり、タオルで包んだ保冷材などを使ってあげるのも効果的です。
首や脇など太い血管が通っている所を重点的に冷やしましょう。
症状が重い場合は病院へ
応急処置はするものの症状が重い場合は一刻も早く病院へ連れていく事が重要です。
病院への移動中も涼しい環境にしてあげたいところですが、逆に冷やし過ぎてしまうのも良くないので状態を見ながら対応しましょう。
猫の熱中症対策とは?
猫の熱中症はなってしまうと危険という事は分かっていただけたと思います。
ここからは熱中症にならない様に事前に打っておく対策はどんなものがあるのか見ていきましょう。
エアコン
エアコンによって猫が苦手な温度調節を代わりにやってあげるのはとても効果的です。
あまり低い設定にし過ぎるとエアコンが嫌いな猫も多いみたいなので大体26~27度くらいの設定が良いかもしれません。
部屋の出入りを自由にしているとエアコン嫌いの猫は違う部屋に行ってしまうので、エアコンのある部屋に入れて自由に出入りできなくしておくのも一つの方法です。
クールマット・涼感ラグ
最近は色んなクールマットや涼感ラグが売られていてビックリします。
サイズも形も沢山種類があるので迷ってしまいますが、何か所かにおいておくと安心です。
でも買ってみないと気に入ってくれるか分からないのは怖い所ですが・・・。
水飲み場を増やす
猫の動線に何か所か水飲み場を作ってあげると、比較的よく水を飲んでくれるような気がします。
水を沢山飲んだ方が脱水症状になりにくく、熱中症予防にもなるのでいつでも好きなところで飲めるようにしてあげましょう。
夏本番!猫の熱中症の症状と対策とは?のまとめ
冬は暖かそうで羨ましいモフモフも夏は気の毒になってしまいますよね。
全国的に昔よりも気温が高くなっているので熱中症には十分警戒して事前に猫を守ってあげましょう。
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