うちのゆっちゃんと付き合っていく中で一番の悩みの種が爪切りなんです。
嫁さんも子供たちも深爪したら怖いからできないと言うので、気が付くと爪切りは私の役目になってしまいました。
子猫のうちから慣れさせるのが良いと思うんですが猫は基本的に我慢する事を嫌がりますし、爪切りが好きなにゃんこはあまり見た事ないですよね。
特にゆっちゃんは抱っこもあまり得意ではないので、いつも爪を切るのに四苦八苦していました。
この記事はそんな猫の爪切りに苦労している方へ、私が実践している猫も人もストレスを感じない爪の切り方をお伝えしています。
猫の爪切りって必要なの?
そもそも猫の爪切りって必要なの?って思った事ありませんか?
爪とぎしてるから大丈夫じゃないの?って質問される事もあるんですけど、爪切りと爪とぎは目的が違うんです。
・爪とぎ・・・マーキングの為や古い爪を剥がして鋭く保つ為の行為
・爪切り・・・猫のケガ防止(巻爪や爪が引っかかって折れたり抜けたり)、家具のキズ防止
猫の爪は構造的に何層もミルフィーユ状に重なっています。
たまに抜け殻みたいな爪が落ちているのを見つけた事はないですか?あれは表面の古くなった層が剥がれ落ちたものなんです。
外猫は地面で爪が削れてしまうので、わざわざ爪切りをする必要は無いのですが今は完全室内で飼われている猫が多いので爪切りは必須なんです。
爪切りしないとどうなる?
爪切りをしないと表面の古い爪が剥がれないので、どんどん爪が太くなって形も丸まって伸びていきます。
更に放置するとやがて肉球に刺さってしまい、抜けなくなってしまう巻き爪と言う状態になります。
巻き爪になってしまうと家庭で何とかできる状態ではないので、病院で爪を割って刺さっている爪を抜いてもらわなくてはいけません。
海外の方がアップしている実際に処置しているわかりやすい動画がありますので見ていただくと処置のイメージができると思います。
こうなる前に普段からこまめに切ってあげる事が大切なんですね。
親指を忘れずに
猫の爪を切る時に忘れがちなのが親指ですが、猫は足の親指の爪がないので左右の手で10本、左右の足で8本の計18本の爪があります。
手の親指の爪はちょっと離れたところにあるので忘れがちですが、丸まりやすい爪ですし注意して切ってあげるようにしましょう。
爪切りは猫用?
爪を切る為の爪切りですが人間用でも切れない事はないです。
ただ切りすぎてしまったり難しい面もあるのでできれば猫用のものを用意してあげた方が良いと思います。
大きく分けて「ハサミタイプ」と「ギロチンタイプ」の2種類があり、慣れればどちらでもちゃんと切る事ができます。
私がゆっちゃん用に買ったのはハサミタイプでこんなのです。
ペットショップで確か500円ぐらいだったと思います。
猫の爪切りの注意点
猫の爪を切る上で注意しなくてはいけない点がありますのでお伝えしていきます。
猫も人もストレスを感じない様に
まず私が考える一番大事な事は猫も人もストレスを感じない様にする事です。
ネットで紹介されている爪の切り方を見ていると、洗濯ネットに入れて切るとかマスクをかぶせて切ると言うのを見かけますがちょっと猫が可哀そうですよね。
お互い爪切りが嫌な事になってしまうと更に爪切りが困難になってしまいます。
全部の爪を一度に切ろうと思うと大変ですし、猫の集中力も長続きしません。
「今日は2本切れたら良しとしよう!」とか「今日は3本切れて偉かったね」と言う気持ちで気長に爪切りしていると気が楽になりますよ。
爪を切る頻度は?
あまり期間にこだわらず見て伸びていたら切るという感じで良いと思いますが、強いて言えば大体1週間~2週間くらい経つと鋭くなっているので切ってあげるのが良いと思います。
今日は右手、その次は左手、次は右足・・・みたいな感じでローテーションを組んで考えると良いかもしれませんね。
前回はどこを切ったかな?と言うのを覚えておくようにしましょう。
爪を切る長さは?
これ結構重要ですが沢山切れば期間があいても良いからと言って、まとめて切りだめしようと考えてはいけません。
猫の爪が層になっているのは先程お伝えしましたが、根本の方の薄っすらピンクになっている所はクイックと言い血管や神経が通っています。
そこを切ってしまうと出血したり痛みがあるので気を付けましょう。
写真で見るとこんな感じです。
あまりまとめて沢山切らなくても先の尖ったところを2~3mm落としてやるぐらいで十分です。
ストレスのない爪の切り方とは?
では本題の猫も人もストレスを感じない爪の切り方をお伝えしていきます。
あくまでもうちのゆっちゃんで実践している方法ですので、この方法がハマらないにゃんこもいると思います。
もしこの切り方はうちの猫には向いてないかなと感じた方は別の方法で切るようにしましょう。
コツその1:寝込みを狙うべし!
人も猫もストレスを感じない爪の切り方はズバリ「寝ている時に切る」です。
ゆっちゃんの場合はこれが一番スムーズに切れます。
ただ猫は長い時間寝ていますが、眠りは非常に浅いので爪を切ろうとすると起きちゃう事も多いです。
遊び疲れて寝ている時や満腹で寝ている時が狙い目です。
コツその2:手や足を強く握らない
猫の爪は普段引っ込んでいて見えないようになっているので、爪を切る時は指で手を挟んで爪を出して切っている方が多いと思います。
ただこの手を挟むという行為も好きじゃない猫が多いですし、足はもっと嫌がると思います。
なのでゆっちゃんは極力手を挟まず、毛をかき分けて爪を出して切るようにしています。
そして普段から手に触れる事に慣れさせるために肉球マッサージをしたりして、手に触る事への抵抗感をなくすようにしています。
爪を切らず肉球マッサージだけする機会を作って、ウットリさせてるとだんだん手に触る事への抵抗もなくなっていくと思います。
コツその3:時間をかけず素早く切る
猫が爪切りに対して一度嫌な思いをしてしまうと、その後は更に難しくなってしまいます。
ですので猫の意識が爪切りに向かない様に、素早くズバッと切る事が大事です。
爪に爪切りをかけて「ここかな、ここかな」と切る場所を探ったりしていると間違いなく猫は起きちゃいます。
爪に爪切りをかけたらサッと切れるように練習しましょう。
あとは切れ味の落ちた爪切りで切ると、爪に伝わる振動を嫌がる猫が多いです。
できるだけ切れ味の良い爪切りでスパッと切ってあげるようにしましょう。
爪切り嫌いな猫に朗報!ストレスのない爪の切り方のコツとは?のまとめ
寝る度に爪を切られると言うのが続くとだんだんストレスになってきますし、「寝る=嫌な事をされる」と憶えてしまうのも問題です。
何事もほどほどにしないといけないと思います。
ただゆっちゃんはこの爪の切り方にしてからそれほどストレスを感じずに爪切りができていると思います。
もし万が一、深く切りすぎて出血してしまったとしてもガーゼやコットンなどで押えてあげるとすぐに血は止まるので慌てなくて大丈夫です。
もしそれでも血が止まらない場合は病院で診てもらいましょう。
色々試しても「やっぱり自分では無理」と思ったら無理をせずに動物病院で切ってもらうのも手です。
どこの病院でも500~1000円ぐらいで切ってくれるところが多いみたいです。
その方がお互いストレスが少ないケースもあるかもしれませんね。
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