猫の多頭飼いで困るのは?餌のあげ方と病気の感染に要注意

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ね小噺

最近は複数の猫を飼う多頭飼いの方も増えていますが、餌のあげ方で困っているという話をよく聞きます。

我が家は今の所ゆっちゃんだけですが、知り合いの家では9匹の猫を飼っていると言う猛者もいます。

餌のあげ方以外にも色々と困るケースがあるようなので、既に多頭飼いしていて困っている方やこれから多頭飼いを検討している方の参考になるような情報をまとめてみました。

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困るポイント:ご対面

多頭飼いする場合に一番ドキドキする場面と言っても良いのではないでしょうか?

2匹を同じ所からもらってくる場合はあまり気にしなくてもいいと思いますが、そうじゃなければ緊張の一瞬です。

ファーストコンタクト

人と同じように猫にも相性はあります。

最初からすごく仲良しなんて事もありますし、逆にいつまでたっても仲良くならない事もあります。

こればっかりは合わせてみないとわからないです。

比較的、子猫の時の方が打ち解けるのが早い気がしますので、成猫になればなるほど難しくなってくるかもしれません。

先住猫を優先

配慮してあげるとすればやはり先住猫をまずは気遣ってあげたいものです。

声をかけてあげたり遊んであげたり、今まで以上に愛情を注いであげると先住猫も気持ちの余裕ができるのかなと思います。

ストレスを減らそう

何をストレスに感じるかはそのにゃんこによって違うと思いますが、縄張り意識の強い子もいれば、甘えん坊でヤキモチがストレスになる子もいます。

気分屋なにゃんこですが様子を気にかけてあげて、その子に合ったストレスを感じない接し方をしてあげたいですね。

新規猫が子猫の場合は特にですが家に来た最初の数日間だけでもケージに入れてあげたいところです。

最初のご挨拶の時に新規猫をケージに入れてあげる事で先住猫のストレスは大分軽減されると思います。

慣れてきたら直接コミュニケーションを取れるようにしてあげて、更に仲良くさせてあげましょう。

困るポイント:餌のあげ方

籠の3匹

結構、餌のあげ方で困っている飼い主さんは多いのではないでしょうか?

餌のあげ方については色々と気にかけてあげた方が良いポイントがありますので一つずつ見ていきましょう。

年齢が違う場合

まずは先住猫と新規猫の年齢が違う場合です。

通常、与える餌の量は体重で決めている事が多いのですが、大きい猫が小さい猫の分まで食べてしまう事があります。

ケージに入れて餌を食べさせるか、同じ場所で与える場合は食べる様子を見ていてあげないと知らない内に「小さい猫だけ栄養失調に」とか「大きい猫だけ肥満に」なんて事にもなりかねません。

食べるペースが違う場合

にゃんこの性格もありますが餌をあげると一気に完食する子もいれば、ちょっと残しておいて後で食べたい子もいます。

うちのゆっちゃんは後者で「あとちょっとなんだから食べちゃいなよ~」ってぐらいの量を残したりします。

今の所は1匹だけなので問題ないですし、あとからちゃんと完食してくれるのでいいんですが。

ただ多頭飼いの場合はそうも言ってられないので、ちゃんとそれぞれの分を食べているかはチェックしてあげましょう。

餌の種類が違う場合

中にはぽっちゃりさんでカロリー制限をしているにゃんこや、結石持ちでpHコントロール中のにゃんこもいると思います

そうすると当然、餌はちゃんと分けないといけないですし、間違って食べちゃうと両方に悪影響がでちゃう事になります。

餌の種類が違う場合はいつも以上に注意して見てあげるようにしましょう。

困るポイント:病気の感染

じゃれる2匹

そして結構判断に迷うのがこの病気の感染の問題です

その病気によってはかなりナーバスになってしまうところですが、まずは病気の事をちゃんと知る所がスタートです。

正しい知識を持つ事で余計な心配を減らせる事もあります。

感染する病気とは?

まず猫から猫に感染するリスクがある病気はどれだけあるのか見ていきましょう。

猫風邪
ヘルペスウイルスやカリシウイルスなどのウイルス感染が原因で風邪とよく似た症状(鼻水、くしゃみ、咳、結膜炎、発熱)が特徴。飛沫感染するので多頭飼いの場合はうつりやすく要注意です。

 

猫汎白血球減少症
猫パルボウイルスが原因で激しい嘔吐や下痢が見られる腸炎。非常に感染力が強く、尿や便などの排泄物から感染する事が多いです。免疫力の弱い子猫は死んでしまうリスクもある怖い病気です。

 

猫白血病ウイルス感染症
猫白血病ウイルスが骨髄中で増える事で赤血球、白血球、血小板などの減少や異常な増殖を引き起こす病気。特に白血球が減ると抵抗力が落ちてしまい口内炎や下痢、通常ではかからないような細菌に感染するようになってしまいます。この病気の怖い所は一度かかると完治が難しい所です。グルーミングでも感染してしまうので親子間の感染も多い。

 

猫クラミジア感染症
猫風邪と複合感染する事も多い病気で結膜炎や鼻炎と言った症状があります。目ヤニ、涙、鼻水から感染する事が多いです。過去には人に感染したという報告もあったようですが事例はそれほど多く内容です。

 

猫免疫不全ウイルス感染症
猫エイズと言う呼び方の方が認知度が高いかもしれません。ただ名前のイメージほど感染力は強くないので、よっぽど血が出るような喧嘩でもしない限り感染することは稀です。それよりも出産時に親から子へ感染する事の方が多いようです。この病気も効果的な治療法は確立されておらず発症すると完治は難しいとされています。

 

猫伝染性腹膜炎
それほど怖くない猫コロナウイルスが体内で変異して猫伝染性腹膜炎ウイルスとなり猫伝染性腹膜炎を発症させます。猫伝染性腹膜炎ウイルスにまで変異するケースは稀ですが、現状は根本的な治療法や予防するワクチンもない状況で発症してしまうと致死率が高い病気です。

ワクチンで対策

代表的な感染症をお伝えしてきましたが多くの感染症は予防策があります。

ワクチンを打つ事で100%大丈夫とは言えませんが、キャリアの子とノンキャリアの子を一緒に飼う事もできると思います。

当然、獣医師と相談してアドバイスをもらうべきですが、最終的な判断は飼い主さんになると思います。

にゃんこの今後に大きな影響が出る判断になるかもしれませんのでくれぐれも慎重に考えましょう。

猫の多頭飼いで困るのは?餌のあげ方と病気の感染に要注意のまとめ

寝る2匹

最後はちょっと重い話になってしまいましたが、にゃんこが倍になるとかわいさも楽しさも大変さも倍になるって事ですね。

ついでにお金も倍やな。

餌のあげ方などは毎日の生活の中で続いていく事なので、それぞれが自分の分ってちゃんとわかって食べてくれるようになると楽チンですね。

病気になってしまった時の事を考えて保険を検討するならこちらの記事も参考にしてみて下さい。

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